2024.5.1
話題の『マホータイ』この劣化にはどれがいい?状況別に選び方を解説!
以前の記事で、マホータイの特徴や使用方法について詳しく書きましたが、
今回はその『マホータイ』の選び方について、パイプの施工箇所や破損状況に沿って詳しく説明していこうと思います。
マホータイとは
まず選び方を説明する前に、簡単にマホータイとはなにかを説明をします。
パイプの延命補強を目的とした商品で、グラスファイバーテープにポリウレタンレジンを含ませた水硬化型のテープです。
従来の止水目的の補修だけでなく、補強・防食を兼ね備えている為、その後の安定した流体の供給を可能にする補修材です。
また、大掛かりな機械や特殊技能は必要としませんので、どなたでも補修ができます。
※施工箇所(傷口)1箇所につき、1セットご使用ください。
オリステープとは
ゴムの性質を応用した特殊仕様のテープです。これがセットの商品でないと水が噴出したままの補修ができません。
十分に引っ張りながら傷穴の上を一点集中で巻くと、ゴムが戻ろうとする力でパイプを締めつけ、下地材が食い込むことで、
傷穴を塞いで漏れを止めます。
状況別の選び方
パイプの施工箇所(直管部・段差部)や、施工箇所の水漏れの有無によって対応する商品が異なります。
直管部用
<マホータイS>
施工条件:漏れを完全に止めてから補修可能。補修箇所より水が漏れていない状態でお使いください。
対応素材:鉄管、ステンレス管、銅管、塩ビ管、ポリプロピレン管、ポリエチレン管等。
<マホータイ オリステープSセット>
施工条件:水が漏れたまま補修可能。
傷口が10未満のピンホール。流体は常温(50℃以下)の水。施工時圧力は0.5MPa未満。
対応素材:鉄管、ステンレス管、銅管、塩ビ管、ポリプロピレン管、ポリエチレン管等、鉛管等。
段差部用
<マホータイMTPセット>
施工条件:漏れを完全に止めてから補修可能。補修箇所より水が漏れていない状態でお使いください。
対応素材:鉄、塩化ビニール、FRP、プラスチック等。
※ポリエチレン、ポリプロピレン製の素材には使用できません。
注意点:下地のオリシールが液状の為、傷口がパイプの下側の場合や縦配管には適しません。
その場合は、オリスチールとマホータイS・Lの組み合わせで施工していただけます。
<マホータイ オリステープLセット>
施工条件:水が漏れたまま補修可能。
傷口が10未満のピンホール。流体は常温(50℃以下)の水。施工時圧力は0.5MPa未満。
※大口径の配管には複数個使用して、巻き足しての施工も可能です。
対応素材:鉄管、ステンレス管、銅管、塩ビ管、ポリプロピレン管、ポリエチレン管等、鉛管等。
漏水補修についてのまとめ
“水が噴出したままでも恒久補修が可能”
0.5Mpaまでであれば断水しなくても補修出来ます。
水分を硬化剤としているので水中、海中、雨天、埋設でも使用可能。
直管部やエルボ部は勿論の事、今まで不可能や困難であった漏れやすい継ぎ手部や溶接部だけでなく、
同径、異径に関わらず継ぎ手自体の補修も可能です。
基本的には管種によって補修材を分ける必要はなく、鉄管・銅管・ポリ管・塩ビ管等、基本的に材質問わずご使用頂けます。
下地材を変更するだけで水(飲料水、排水)は当然の事、お湯、蒸気、ガス、油、薬品、エアーにも対応可能です。
基本的に使いやすいように各パイプのサイズで分けてありますが、
補修金具のように形が定まっておりませんので、大きいサイズで小さなサイズの対応が可能です。
逆に、小さいサイズを足し合わせ、大きなサイズにも対応が同じく出来ます。
また、巻き足しが出来る事で広い範囲の施工が出来ます。
延命補強についてのまとめ
“長期間パイプを腐食させない優れた耐候性 7トンの負荷にも耐える優れた強度”※
屋外配管の防食・防錆等に、長期間の耐候性があります。
パイプの補強においては、硬化後のマホータイの引っ張り強度が、7トンの負荷を掛けても問題が全く無かった事が実証されています。
その為、予め補強をする事で、地震や災害時のライフラインを守ることが出来ます。
最後に
適切な商品を選ぶことによって、マホータイでの長期補強が可能になるので、種類選びはとても重要です。
今回はマホータイの選び方についてご説明しましたが、以前のブログで特徴や性能ついても詳しく紹介しているのでそちらも見ていただければ幸いです。
当店の販売ページにて、お客様から多く寄せられるご質問のQ&Aを記載しているので是非ご覧ください♪
※こちらのブログの商品画像から各種ページに飛べます。
↓↓マホータイ一覧へは下記リンクから↓↓
マホータイ一覧